2007年01月04日

破傷風

狂犬病に続いては破傷風です。
海外を長期で走った人なら誰でも転倒したことはあると思います。
破傷風もサイクリストにとって身近な問題といえます。

・感染経路
 破傷風菌は日本であろうと海外であろうと、土壌のあらゆる所に存在し、傷口から体内に侵入することで感染を起こす。破傷風菌は毒素を産生し、重症例では全身の硬直や痙攣をひき起こす。サイクリストにケガは付きもの。自分では気づかない程度の小さな傷からでも感染するので注意しよう。

・症状の経過
 一般的には、構音障害(舌がもつれて上手に会話できない)から始まり、歩行障害、全身痙攣と進行していく。感染から発症までの潜伏期間は3日〜3週間といわれる。最悪の場合は死亡することもあり得る。じつは日本でも毎年死亡者が報告されている。

・予防接種
 現在、予防用に「沈降破傷風トキソイド」がある。トキソイドとは、細菌が産生する毒素を無毒化したものだ。「日本では1968年から始まった三種混合ワクチンに含まれており、定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを12歳の時に受けていれば、20代前半くらいまでは免疫がある。しかし、海外自転車旅行に行く人は一般には20歳以上だし、免疫の持続期間は個人差があるはずだから、破傷風の予防接種は必須だと思う。まず4週間隔で2回接種を受け、1〜2年後に追加接種(3回目の接種)を受ければ、免疫が約10年持続する。(あなたがまだ20代前半なら追加接種だけで済むかもしれない)
 予防接種しておけばほぼ100%防げる病気なので、必ず予防接種を受けておきたい。

・応急処置
 切り傷に対する一般的な応急処置を。傷を流水でよく洗った後、消毒してから、ガーゼを当てて包帯を巻く。消毒液、ガーゼ、包帯くらいは旅に持参しよう。


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この記事へのコメント

1. Posted by koba    2007年01月11日 11:24
3 破傷風の予防接種スケジュールについてJOHAC(海外勤務健康センター)のホームページにわかりやすい説明がありました。
以下に要点を示しておきます。

<予防接種を受けたことがない人>
3回接種が必要。初回、4週後、6〜12ヵ月後。

<三種混合などで予防接種を受けた人>
最終接種から25〜30年間は免疫記憶が残っている。
20〜40歳の場合、接種歴が確認できれば、1回の追加接種で効果が期待できる。
50歳以上の場合、小児期の予防接種の効果は期待できないので、3回接種が必要。
ただし、外傷などで破傷風トキソイドを接種した経験がある場合を除く。

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